かわいらしいペンギンが描かれた焼物の表札は、石垣島に移住し、工房をつくった奈美・ロリマーさんの「南島焼（なんとうやき）」。劇中には、表札のほかに、飾り用の絵皿なども登場します。工房は、石垣島の静かな森の中にあって、見学することもできます。奈美さんの「南島焼」は、石垣島の生き物や植物をモチーフにした、鮮やかな色彩の絵付けが特長。自然と調和し、生き生きとした印象の器は日々の生活を華やかにしてくれそうです。

ペンギン夫婦が愛用するダイニングテーブルセットは「福木家」さんの作品。お花のアレンジや木工作品を手がける息子さんが営むお花屋さん、その隣にはお父さんの工房である鉄工所が並びます。なんとお店もご自身で手作りされたのだとか。自然を感じる石垣島らしいお花や観葉植物、ナチュラルな手作り雑貨、手作りアイアン雑貨や、アイアン＆ウッド家具など作品の数々はすべて購入することができます。

ペンギン夫婦の部屋のここそこに登場し、温かみを醸し出しているのが木のカトラリーや器。美術の露木さんが気に入って、新潟の「工房 るるの小屋」の作家、山崎修さんからお借りした作品です。伐採処分される雑木や庭木を引き取って、普段使いの器やカトラリー、小さい木工品などを作っています。生木から製作するため何段階かの乾燥が必要で、完成までに長い期間を要するものもあるのだとか。自然を感じる、柔らかな手触りの作品です。